FIREすることがゴールではない
今回はFIREすることがゴールではないというお話をしたいと思います。
みなさんはそもそもFIRE(ファイア)という言葉をお聞きしたことがあるでしょうか。
最近アメリカや日本でも流行り始めた言葉で、正式にはFinancial Independence Retire
Early 日本語に訳すると経済的に自立して早期にリタイアしようという考え方です。
実際に書店ではFIREに関連する書籍も増えてきています。特に若者でこのことに興味を
示している人が多く、昨今の株価上昇も影響しているのではないでしょうか。
確かに早期での労働者からの卒業や資産所得・不労所得での悠々自適な生活には誰もが
1度は憧れを抱いたことがあるのではないでしょうか。実際に私もその一人です。しか
し、問題はFIREしてできた時間で何をするかということです。ただ単に仕事をやりたく
ないから退職するのでは、就職したくないと駄々をこねている大学生と同じです。
それに加えて、もう1つ大事なことはFIREを目指す過程において金融リテラシーを高め
る必要があったり、自分自身の人生の在り方、自分は何に幸福を感じるのかということ
に関心が強くなることに加え自分と向き合うことができると考えます。もちろん社会は
皆さんの協力のもと成り立っていますし、自分勝手な考え方と思う人もいるでしょう。
ただ、私自身は個人の幸福の上にしか家族や社員、国民の幸福は成り立たないと思って
います。なのでぜひこの機会にみなさんにはFIREという考え方だけでも知ってもらえた
らと思います。