お金持ちなら知っている72の法則とは
今日は私が銀行に入ってから学んだ72の法則についてお話したいと思います。
簡単に言うと資産運用において元本が2倍になるような年利と年数とが求められる法則
である。
式で表すとt=72/rになり、t=投資額を倍にするために必要な期間(年数)、r=
期間あたりの金利(%)で表される。例を挙げてみよう。
例1 金利年3%で運用した場合、資産を2倍にするために必要な運用期間
t=72/3
=72÷3
=24 24年
例2 10年間で資産を現在の2倍にするために必要な金利
10=72/r
r=72÷10
r=7.2 7.2年
このような計算になります。
これがどうしたと思われるかもしれません。なぜ、このようなことを考えるようになっ
たのかというと、銀行で営業をしていた時にお客さんから「昔は郵便局に預けていたら
10年で倍近くになったんだけどねー」と聞いて本当にそんな金利の時代はあったのかと
興味を持ったのがきっかけでした。調べてみたところ今でこそ銀行と同じ0.01%程度の
金利になっていますが、定期預金では最高7.5%(1974年)という金利の時代があり、
さらに1990年でも6.08%、1995年頃までは3%ほどの金利がついていました。確かに
7.2%を超えると10年で倍になるのでお客さんが言っていたことはあながち間違っていな
かったんだと納得しました。
しかし、それは高度経済成長で日本が世界のトップにまで上り詰めた時代の話です。そ
の後、日本は失われた30年などと言われ経済の勢いは米国や中国に抜かれていきまし
た。それの意味することは国民全員が豊かになれる時代、貯金の利息でお金が増えてい
く時代ではなくなってしまったということです。だからこそみなさんにはもっと視野を
広げてほしいと思うのです。例えば全世界へのインデックス投資なら今でも年平均で金
利4~6%程度の利回りで運用することができます。もちろん投資なので、必ず儲けら
れるという補償はありませんが長期的な目線で考えれば結果は歴然です。最初にご説明
した式に当てはめてみても4%なら18年、6%なら12年で資産を2倍にすることができ
ます。
なのでぜひ、まだ投資をされたことがないという方はインデックス投資でまずは少額か
らの運用をおすすめします。